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デザインワークスの店づくりコラム

店舗計画

ローコストに店造りする為のヒント。

1.確かな事業計画

2.過剰設備にしない

3.素材をピンポイントに限定しない

4.形や造形にこだわらない

5.収納の造り方

 

【1】なんで工事と関係があるのでしょうか??

例えば飲食店舗の場合、僕らデザイナーは通常機能の中核である厨房から考えます。当たり前の事ですが、メニューが決まっていないと厨房器具は何が必要か?判断できない訳です。またお客様ご自身もどんな設備が必要なのか?何となく設備を選びがちです。余計な厨房器具はコスト高ですし、その厨房器具を使える様にする為に、電気工事、ガス工事、給排水工事、換気工事。。。。確実に必要になります。また、事業計画が無いと適正な客席数も決まらなデスよね。ゆったりした席なのか?しっかり一杯席を取るのか?そんな事でレイアウトも、家具類もサイズが変わってきます。良くあるのは、こんなに席いらなかったや~と言う事や、逆に席が足りない。。。。って事!!ローコストってケチって造るんじゃなくて無駄の無い店舗計画が実は最初の1歩だと思います。無駄無くローコストにやる為にはしっかりした事業計画が重要なんです。

【2】過剰設備にしない

正直。ほとんど過剰だったりするのは厨房設備機器です。(笑)1で出てきたのでお分かりかと思いますが、厨房器具には設備工事がセットですから、本当に必要な機器を厳選する事はローコストの基本中の基本です。これもあったら便利だな〜は、購入を決断する前にもう一度よく考え見て下さいね。でも必要な物は必要なんですよ!!省くだけがローコストじゃない、無いと大変!後で機器を入れなきゃダメになって超コスト高!!ってのもヤバいんです(笑)厨房機器選定は計画的に慎重に!!

【3】絶対!!無節の木曽檜のカウンターなんだ。。。。

と言われれば、もちろん喜んでコストの安くて良い材料は全国からお探ししますが。。。。。。。。。。。限定条件は、コストをべらぼうに高くする場合があります。。檜のカウンターはベタな例ですが、真面目に何百万円、、って物が一杯ありますので。。。。他にも大理石、モザクタイル、本革椅子貼生地、ビンテージ家具、古材。。。。みんなすばらしい物ですが、それなりに価格もすばらしかったりします(笑)店舗造りにこだわりはもちろん大事です。我々もそんなこだわりを形にしたいです!でもその拘りにコストは欠けていいのか?ローコストがどうしても一番の条件の時は、代替え案。。でと言う柔軟さが必要です。。。

【4】色にはこだわる。。

実は形にこだわると工事費は間違いなくアップします。例えばRの天井やドーム型の天井、曲がった壁のアプローチ、シノワズリーなパーテーション。。魅力的なデザイン要素なんですが、残念ながらローコストとは縁遠い物達です(笑)もちろん我々デザイナーは造ってみたいし、取り入れてみたい!!いん。。ですが。。ローコスト???にはならないかな?もちろん最高に安く造る方法は喜んで考えるんですが。でもここで一つの提案です。形ではなく色なら。。どうでしょうか?色はそんなにコストが高くなる事が無い要素ですし、形以上に色で空間の印象は全く違う物になります。。ローコストデザインの処方箋として形より色。。。ちょっと覚えておいて下さい。

【5】収納を細かく造らない

店舗を運営していると、物をしまうところが無くて。。。つい店内にダンボールを置いてしまって。。。。食器、グラスやボトルがカウンター上に。。。。なんて店舗も見かけます。収納が足りない事は深刻なんですが、コスト安な収納の作り方のコツはチョコチョコ沢山造らない事です。いっその事、倉庫を造った方がコストが安い事も多いです。棚をとってもダンボールでは置いておけないですが、倉庫なら置いておけます。また、通販で売っている見た目が問題な便利棚も倉庫内部だったら使えたりします。。収納も作り方で収納のしやすさや収納量、そしてコストが大分違うんです。是非、ご参考にして下さい。