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デザインワークスの店づくりコラム

店舗計画

物件選びで役立つ知識(設備編)

出店の際には店舗の物件を不動産情報で探し

そして予算や地域、広さ、階層の希望にかなう物件が見つかり!!

内見に行きます!!

そしてロケージョンも、人通りも、物件の感じもOK!!

借りよう!!

って思うんですけど

果たして借りていいのでしょうか???

もしその時に聞かれれば

店舗デザイナーとしては

借りちゃダメと言わざるをえません(笑)

何故でしょうか?

飲食店に限らず美容室や物販店でも

設備の容量が足りてないと

借りてからえらい事になります。
(えらい事とはお金の掛かる事である場合もありますし、現実的に店舗を開業出来ない場合もあります)

物件の内覧に行ってまず一番に見ないといけないのが現場の設備状況なんです

電気、給排水、ガス。。。

それにエアコンの室外機の置き場

排気の穴、給気の穴などなど

僕らは現地に行くと必ずこの辺りから見ていきます
 
ただ、結構判断が難しい事が多いので

出来れば、店舗のデザイナーに内見に同行してもらうのが良いと思いますが

どうしても無理だった場合は

コレだけ見てきましょう、借りられる物件かの目安にはなります。
(※でも借りる前にお願いする店舗デザイナーには必ず見てもらいましょう!)

電気
100Vと200Vの電気の盤が物件内部にあるか?
解らなければ不動産屋さんに確認してもらいましょう
『この物件は単相100Vは何キロまで使えますか?三相200Vは何キロまで使えますか?』と
最低限、コレだけはやっておきましょう
電気の盤が付いていれば開けて、写真だけは撮っておきましょう

給排水
水が無い物件と言うのはほぼ無いと思って良いですが、稀にありますので
水はどこのあるか?確認はしましょう。
不動産屋さんに聞くときは
『この物件の給水管はどこにありますか?また、物件の水道メーターはどこにありますか?』と聞きましょう
給水管の太さやメーターの大きさなどもありますが
まずは取りあえず、給水があるかは最低限確認です

排水は大概、床にグレーの丸い管が付き出している事が多いですが
穴の大きさが問題なので、管の内側のサイズを測っておきましょう
不動産屋さんに聞くときは
『この物件の排水の元はどこにありますか?』と聞きましょう
もちろん写真も撮っておきましょう
ほとんど無いですが、排水が無い場合も稀にありますので、
注意しましょう。
配水管が5センチ以下の場合はトイレが繋げないので
ビル共用のトイレが使えない場合は店舗は無理かもしれません

ガス
ガスはまず最初に、メーターの位置を確認しましょう。
メーターが外されていて付いていない場合もありますが場所は確認しましょう
不動産屋さんに聞くときは
『この物件のガスメーターはどこにありますか?またこの物件内のガス管の元はどこですか?』と聞きましょう
写真を撮って置く事も忘れずに。。

エアコン
エアコンの室外機の置き場は重要です
ビルの屋上なのか?
店舗のバルコニーなのか?
1階の敷地のどこかなのか?
確認しておきましょう
(大きくエアコン工事のコストが違ったりします)

給気排気
飲食店の場合は特に重要です
排気する出口があるか?
給気する入口があるか?
大きさはどのくらいか?
確認しましょう。
15センチくらいの丸い穴2ヶしか無いと言う場合も多いです
その場合、
不動産屋さんに聞きましょう
『この物件に排気する為の穴を壁に開けても良いでしょうか?』と
穴開け出来ない場合
飲食店は出来ない可能性もありますので

他にも、防災設備や電話などの弱電設備などありますが
取りあえずは上記の設備のチェックが出来れば良いと思います
不動産屋さんは設備的な事は質問してもその場で答えられない事がほとんどなので
後日、質問の答えをFAXかメールでもらった方が良いと思います
口頭ですと言った言わなかったと後でもめることになりますので
必ず書面でもらいましょう

それと不動産屋さんに
過去にその物件に入っていた業種も確認しておきましょう
自身の開業する業種と同業種が入っていれば目安にはなります。

そしてそれでも必ず、

依頼する店舗デザイナーに物件は借りる前に見てもらう!!

コレだけは絶対に忘れずにです