店舗デザインから内装デザイン、店舗設計を東京港区で手掛けているデザイナー集団です。
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焼鳥/割烹/和風/飲食店/和食 | |
2015 年 | 8 坪 |
東京都 港区 西麻币E3-24-4 CLSビル 2F | 広尾 |
赤坂の料亭で長年修行を積んだ若き料理人さんの独立店舗です
西麻布の交差点からは近い立地ですが
かなり西麻布に詳しい人じゃないと解り難い立地です
また物件は階段を上がって入る2階なのですが
かなり飲食店とは思えない共用階段の雰囲気で
割烹があるとは思えない解り難さもあります
お会いした際に既に物件はお借りになっていたので
面白い物件だけど
難しい物件だなと感じたのも事実です
実測を終えて業態や運営のお話を聞き
今の形がすぐ頭に浮かんだ物件でした
かしわ(鳥)割烹なので炭焼きは必須なので
カウンターのすぐ中で焼くと完全なガラスのガードがいりますし
カウンター割烹なのに店主とお客さんが
カウンター越しに話せないのはどうかな?と思ったからです
それとやはり
カウンター割烹ですから
カウンター命的な部分もあるんですが
現実的に無垢の1枚板の搬入経路が無く
無垢は早々にあきらめざるをえませんでした。
設計中、常に5M以上ある長手のカウンターの造り方をどうするか迷いました
突き板(銘木を薄くして合板に貼ったもの)で造る事は良くやりますが
一般既成品の長さは2.4Mまで
技術的には特注で造れる事には造れますが
5M以上の突き板(桧)はなかなか見つかりませんでしたので
半ば、あきらめかけていたのですが
奇跡的に2件も見つかり
納期の間に合う方で製作出来ることになり
ずっと設計中にモヤモヤしていた事が解決しました
いつも思いますが
こういうのも結局オーナーの運なんです
オーナーが『持っている』人なんですね
そうじゃないとタイミング良く普通は見つからないですし
納期も間に合うってやっぱり奇跡的な事です。
普通に考えて無い物ですから。。。。
シンプルな設えで
凛とした空間のカウンター割烹を
自社の近隣に造れたのは個人的にもうれしいことでした
かなり入りにくいですが
勇気を出して階段を上がって下さい
柔らかなお人柄の若いオーナーが営む
こじんまりした粋な割烹です
是非!!