店舗デザインから内装デザイン、店舗設計を東京港区で手掛けているデザイナー集団です。
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洋風/ワインバー/バル/飲食店 | |
2014 年 | 14 坪 |
東京都港区六本木7-17-20 明泉ビル 2F | 日比谷線六本木駅 2番出口徒歩1分 |
2014年春にオープンしました
『肉とワインuchibito 』です
元々この店舗は画廊
現場調査し
スケルトンにはしない方が良さそうだったので
不動産会社、画廊オーナーと打合せし
引き渡し状態は画廊の居抜きにしました
正直、スケルトンの方が仕事はやりやすい部分がかなりありますが
画廊の残置物が比較的使いやすく、面白い物が多かったので
居抜き引き渡しをお願いいたしました。
天井、壁、床、トイレ、一部ドアと、
かなり居抜きを生かしているんですが
残念ながら凄く安く出来たかと言うと
そう言う風にはならなかったです。
理由は、居抜きの物を生かす為に色々仕事をしているからです
この辺が居抜きの難しい所だと思います
でも手を加える事で、残置された物が新しい店舗の中でも
新たな輝きを見せてくれていたりする訳です
例えば入り口側の床(チークの無垢フローリング)は残置物ですが
やっぱり使い込んだ無垢のフローリングの表情は素敵なんですが
カウンター内の厨房にする部分と奥の部分は
下地ごと切っていますので解体したフローリングを奇麗に剥がして
取っておいて、床を補強し直し、
つないだ部分に剥がしたフローリングを移植して違和感無く納める様にしましたり
トイレは悪く無い仕上がりだったのですが
床下に設備の元が有り
一回全て撤去して配管して床を組んでから
家具便器などを戻したり
一部換気の為に新規に造作した部分は
既存のエージング塗装に合わせてエージングを掛けたりと
色々手がかかっています
入口ドアも画廊倉庫のドアを再利用していますが
意匠的には面白いのですが
あまりにボロくて
建具屋さんに『新しく普通のドア造った方が遥かに安いよ!!』と言われてみたり
上げていけばきりがないんですが
居抜きと言っても
天井と壁の仕上げの一部はそのままでしたが
そのまま使えた物はほぼ何もない感じでした
でもちょっと面白い仕事のパーツ達を旨く新しい空間に再生出来たと思います
新しい物と古い物が違和感無くお店を盛り上げてくれています
いい居抜きの改装だったと思います