デザインワークスの店舗デザイン事例:作品集
神楽坂 鮨 りん
カウンター上は杉の網代、天井は杉の稲子天井です
寿司屋 | 22坪 / テナント |
東京都新宿区神楽坂 | 企画・デザイン・設計・施工 |
生長 弘丞 | 年 |
(左)エントランスホールは漆喰で真っ白な潔い空間にしました
(右)全体的に立体的な、数寄屋っぽい天井の感じになっています
(左)カウンターの背面に飾り棚兼、収納の戸棚がありますが、これも杉の無垢材で作っています
(右)エントランスから入ると、廊下部分は下地窓、格子建具の沢山ある空間で奥に見えるのがカウンター席の入口です
ちょっと嗜好の違う個室空間です
トイレと収納の杉建具でス。。なかなか素敵かと思います(自画自賛)
珍しくトイレの写真、、このトイレ、発売前のINAXの最新型を施主様の特殊ルートで供給いただきまして設置いたしました
今回は神楽坂の高級お寿司屋さんです
近年流行っているお寿司屋さんは
安い大衆的なお寿司屋さんか
高級鮨かに二分される傾向に有り
中間のお寿司屋さんと言うのは少なくなりつつあります
ココは間違いなく高級の方に分類されるお寿司屋さんですが
そう言うお寿司屋さんなので、
カウンターなどは国産の桧の無垢のカウンターだったりする訳でですが
お店が最近の高級寿司屋さんにしては大きめなので
カウンター材の長さは6メートルを越えましたので
カウンター材の価格だけでも
凄い価格でした。。
こういう材料は扱いに緊張感が有り
とても工事中は大変です
高級寿司屋さんのカウンターは削ったままで
塗りもしないので
傷がつくと直す事も出来ませんので
大変なんです
その他のお店の造りも
壁を塗ってある土壁も
本物の土ですし
天井はイナゴ天井
建具も全て杉の無垢の建具です
全体の造りは数寄屋風な造りにまとめています
ほんまもんの数寄屋には程遠いですが
お茶室の様な雰囲気の造りと言えば判り易いかと思います
近年、良くある高級寿司屋さんは
和風な感じをベースにしつつもモダンに仕上がっているお店が多いので
施主様とお話し
神楽坂と言う土地柄も考え
このような造りにしました
清涼感在る、お店の名前の様に
『りん』としたお店になったと思います
唯一、個室はちょっと雰囲気を施主様の要望で
洋風なモダンな雰囲気を意識して造りました
でも、モダンな中にも少し和を感じられる
そのような個室に仕上ったと思います
工事中はビルの入居者さまからの要望で
突然、工事時間に厳しい制限が出来まして
工期も致し方なく少し延長いたしまして
最後はゆっくりゆったり終わりたかったのですが
バタバタとした終わりとなってしまい
オープンが決まっていましたので
スタッフの皆様には大変な思いもさせてしまいましたが
予定通り、2月26日にオープンいたしまして
少し、私、ホッといたしました(笑)
飯田橋、神楽坂付近の皆様
『神楽坂 鮨 りん』をよろしくお願いいたします。