デザインワークスの店づくりコラム
店舗計画
物件チェックの際の給排水設備の簡単な見方
物件を見に行くとまず最初に見るのが
以前のコラムでも書きましたが
『設備』
ココをまずチェックするのです!が。。
給水と排水はどこのテナントにでもほぼほぼ、存在はします。。
それでもって
『お水』
給水はメーターを確認
13ミリか20ミリか25ミリ
この辺が一般的です
メーターの蓋に書いてある場合もありますが
稀に蓋と中身のメーターが違う場合もありますので
蓋は一応空けてみましょう!!
それで、
13ミリの場合は小さいお店なら大丈夫ですが
大きいお店なら13ミリですとちょっと厳しい事もあります
具体的な例で言うと
13ミリだと一度に蛇口を2本もひねると
水の勢いが明らかに弱くなる場合もあります
(水道の圧力も関係するので必ずではないです)
大きい店で無理かもしれないと言うのは
大きい店の厨房はシンクや蛇口の数も普通は多いですから
無理だったりする訳です、
では流す方の
排水はどうでしょうか?
これも存在しないテナントはまず無いですが。。
細い排水しか無いテナントはたまにあります
典型的なのは
『共用トイレが各階にあるテナント』や各階でなくても『ビル内に共用トイレがあるテナント』
これらは50ミリの配水管しか無い場合もあります
特にオフィスビルの場合は気をつけた方が良いです
で、具体的に50ミリで何が困るかと言いますと
テナント内にトイレを造る事はまず無理です。
50ミリの排水に付く便器は通常無いです
仮にやってはいけないですけど(笑)付けたとしても
ほぼ間違いなく詰まると思います。。。。。
じゃあ、『トイレは共用を使えばOK!』なのか?
と言うと
排水を接続出来たとしても
厨房の排水量が多い店舗は水が流れにくくて困ると思います
シンクから水がなかなか流れないとか?
排水の接続部から水がバックアップするとか?
いっぺんに流れる量が50ミリ管なので。。限界値が低いのです。
それとそもそも一般的に飲食店にはグリストラップと言う
脂を排水に流れない様にする設備を付けます
このグリストラップと言う装置は
ほぼ75ミリ以上の接続になっていますので
(例外的に小さい物ですと50ミリもありますが。。)
普通に考えて飲食店の厨房の排水には75ミリが必要と思っておいていただいた方が
間違いないです
上記の給水、排水が無いテナントと言うのは
最初に書いた様にほぼ無いのですが
あったとしても
飲食店としては設備不足
と言う結論もあるので
物件を見る場合に必ず、チェックすべき項目な訳です
オフィス物件を見る際には
『シンクが付いている、トイレがある』
この場合は排水は大丈夫だけど
給水はメーターを確認しましょう
『シンクが付いているけどトイレがない』
この場合は75ミリ以上の配水管があるのか?
必ず確認しましょう。。
勿論メーターも。。。
たぶんそう見ればそんなに難しく無いでしょ??
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